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プログラミング

「プログラミングは簡単」はウソ。難しいですよ。

「プログラミングって簡単なの?」いいえ難しいです。

最近はプログラミングスクールが人気のようですね。しかし気になるのが、宣伝文句や体験談で語られている内容。

「プログラミングは思ったよりカンタン!」

「プログラミング学習1ヶ月でサイトが作れる!」

「プログラミングを3ヶ月習ってフリーランス」

こういった言葉が散見され、あたかも「ちょっと頑張ればプログラミングは誰でもできる」と思ってしまいそうな見せ方。

しかし、実際にIT教育スクールを7年運営(2021年時点)してきて、今回当サイトのプログラミング基礎学習専門サービス「キソプロ」をたち上げた当社に言わせると、

《プログラミングは難しい》

です。

これ以上でも以下でもありません。

完全な専門職・技能職である

マークアップに取り組むエンジニア

マークアップやプログラミングは立派な「専門職」。本来免許や試験があるべきレベルの学問です。

米国では大学等でコンピューター工学を修得した人が進む道であり、社会的地位も日本より高い位置づけ。完全に専門職・技能職の取り扱い。なので、覚えることは実は山ほどあるんです。新しい技術や情報を一生学び続ける「学問」。

当然、そのハードルの高さから挫折者も非常に多く「スマホやパソコン好きだし、なんだかんだ出来そう」「どっかのブログに誰でも出来ると書いてあった!」とか、そういうものでもないんですね。

なので、

「プログラミングスクールに入って3ヶ月後には結構まあまあ出来るようになってて、さらに転職しちゃって年収150万アップ!」

とか考えているならば、プログラミングに挑戦しないほうが良いです、ほんとうに。

プログラミングの挫折率の高さを知っておきたい方は『プログラミングの挫折「9つの理由」と「3つの原因」とは?』にて先に現実を知っておくと安全です。

なぜ「プログラミングは簡単説」があるのか?

パソコンで勉強する男性

ここで、なぜプログラミングは簡単説がそもそも世の中に(特にWEB上に)存在するのかを考えてみましょう。

どこの誰が言い始めたのでしょうか。

正解は「プログラミングスクール」です。

理由は、そう言えば生徒が集まるから。

いきなり答えを言ってしまいましたが、これは事実であると思います。逆にプログラミングスクール以外は「3ヶ月でフリーランスに!」なんて言いません。

現場の最前線で奮闘しているエンジニアも「いや〜プログラミングって簡単だなあ」なんて言いません。扱っているプログラミング言語に慣れていたとしても、要件定義や仕様の理解など案件よって千差万別に存在する世界です。たとえ言語を知っていても、それをどう最適化して当てはめるかを考え続けなければならず、決して簡単な世界ではないんですね。工数も多く納期も長いのが一般的です。

だからこそ、一定のレベルを超えてくると給料、報酬は高まってきます。単純に「難しい仕事だから給料が良くなる」ということですね。

「簡単」に「稼げる」仕事なら、もっとあなたの知り合いにもエンジニア転職をしている友人や知人がたくさんいるはずなんですね。でもいないですよね、そんなに。難しい専門職だからなんです。

当社もIT教育に携わっており、プログラミングのスクールをオンラインで展開していますが、まあしんどいです。初心者にどう説明すればもっと成長できるのか、そもそも挫折をさせないためには何をすればよいのか。答えをいつも追いかけています。

生徒さんのタイプも「ちょっとパソコンに強い人」「あんまりわからない人」「ぜんぜん知らない人」などさまざまですから、会議をするたびに「この生徒さんにはこうして」「あの生徒さんにはこういう方向で」と、工夫をして道筋を立てています。プログラミングyが「簡単」な技術であれば、こんな苦労はないわけですね。

もし、広告で「誰でも3ヶ月で英語がネイティブに!」とあったら信用しないように、プログラミングも決してそんな簡単なものではないので、ウソにひっかからないようにしてください。もしそういう広告があれば、それは「生徒を集めるため」の虚偽の宣伝か、あるいは「1,000人中一人くらいそういう生徒がいた」というレベルの話です。

IT系のスキルはナメられがち?

打合せする二人

矛盾しているのに、なぜだかある風潮に「IT系の技術はなんとなく軽んじられる」というものもあります。

例えば、とあるお客がホームページの制作を会社に依頼する場合。

「1週間くらいでポーンとできないもんですかね、それかまあ2週間とか」

というニュアンスで迫ることってよくあるんですね。お客さんはIT系の技術は難しそうというのはわかっているんですが「あなたたちプロなんだし、ITならチャチャッとできないの?」という発想になるんです。

ボタンひとつでホームページがパン!と完成、というイメージなのかもしれません。しかし実際はホームページを作るのは「非常にアナログな作業」。これが「システム」なんていうバックエンド系になると要件の定義だけで数ヶ月は当たり前で、完成まで1年越し2年越しということも。

IT=パソコンやスマホは、たしかに「完成品」は1タップでアプリが立ち上がったり、声をかければ天気まで教えてくれるようなシロモノですが…その完成に至るまでの過程は多くのエンジニアが日夜魂込めて開発にあたっているからなんですね。しかもそれでもバグが出る。

ところがもちろん、一般にはそういった苦労というのは表に出ないので、どうしても世間的には「IT系の技術は難しそうだけど、プロなら『簡単』にチャチャッとできるはず」という認識が根強いのです。

こういった背景も「プログラミングは慣れればきっと簡単」という、何の根拠もない話の流布に繋がっているのでしょう。

「独学でもいける」という都市伝説

本棚を埋め尽くすプログラミングの参考書

SNSなどでは「プログラミングは独学で覚えて」ということを自慢していたり、さりげなくアピールしている人もいます。

これも、プログラミングをどこかイージーに見せている原因と言えるでしょう。

「独学」と言っても、その内容は千差万別で「1円もお金をかけずに学んだ」という人はいないでしょうし「人に全く教えてもらってない」という人も少ないでしょう。「時間もかけずに覚えた」というパターンもないと思われます。

しかしWEB上には、あたかも「お金もかけず人も頼らず自分の圧倒的努力で何とかした」という印象を与える、美談すぎるかたちの記事も目にします。そういった”切り取りヒーローインタビュー”だけを見て「独学は誰でも可能だ」と思ってしまうのは危険です。独学で簡単に制覇できるというのは、都市伝説と言って良いでしょう。

プログラミングにおける独学の難しさは『プログラミングの独学が失敗する「7つの理由」と「3つの改善策」』にて確認できます。先に知っておくとリスクヘッジになるので抑えておきましょう。

一部の現役エンジニアにも責任が

仕事するITエンジニアたち

苦労を覚えていたり、軽率でないエンジニアはそういうことはないのですが、一部のエンジニアは初期の自分の苦労を忘れて「カンタンだよ」と、言ったり書いたりしています。あるいは「カンタンだと言えてしまう自分」を誇示しているケースも。あるいは「俺は独学」とドヤるパターンなど。

いずれにしろ、これを聞いた初心者は「◯◯さんが言うなら簡単なのだろう」と勘違いし、プログラミングに挑戦するも壁に速攻でぶつかり「自分はセンスがないんだ…」「自分ってバカなのか…」と、不要な落ち込みをしてしまい、あきらめてしまいます。

もし、これを読んでいるエンジニアの方がいたら、マークアップを簡単だと思ってても軽率には素人に「誰でもできるよ」と言わないことをおすすめします。「努力は結構必要だけど、だんだん理解できるようになってくるよ」くらいのほうが、初心者のためになります。プログラミングは初心者はまっさらで純粋なため、先輩の言うことはそのまま盲信しちゃうんですね、こちらの想像以上に。

また、本記事を読んでいる初心者の方は、もはや言わずもがなですが、先輩エンジニア、上司等が「プログラミングは簡単だから」などと言っても鵜呑みにしないのが得策。シンプルに「プログラミングは難しいもの」「努力の積み上げが必須のもの」「(他の業種と同じで)終わりなく勉強し続けるもの」と心に留めておきましょう。

「年収」のトリック

机に置かれた小銭

「エンジニアの年収が高い」「欧米では数千万クラスも」という話題もたまにありますが、これもプログラミングスクールが声高らかに言うのは…..実に”紛らわしい”です。

確かに、探せばそういう高額プレイヤーもいますし、GoogleやAppleの上位職になればそれは実際にある話です。しかし、それは海千山千の修羅場をくぐり抜けた猛者たちであり、もともと天才的なセンスを持っていることもあるでしょう。

そんな類まれな例を、一般的な常識のように語ってしまうこと、あるいは「自分のスクールで習えばそれも夢ではない」と錯覚させるような見せ方をしているのであれば、それはやはり「そのスクールの実績とはなんの関係もない話」と言えます。つまり”紛らわしいトリック”と言えるでしょう。優良誤認ですね。

エンジニアと言えども、それがアメリカのシリコンバレーだろうが、若手のエンジニアはベッドのみのシェアハウスに寝泊まりしていたり、一時期は高すぎる家賃にGoogleの社員が駐車場にキャンピングカーを持ってきて寝泊まりしているなんていう話もありました。

決して「エンジニア=すぐ高給」なんていうわけもなく、そもそも難しい「技術」の世界であるゆえ、そこそこの経験者でも特別な給料をもらっていることは特にこの日本では少ないでしょう。エンジニアも他の仕事と同じで、上には上がいる青天井の世界であり、ベテランの壁は厚く、しのぎを削りあう業界なのです。エンジニアだけすぐに高給になれる!わけないですよね。

とはいえ、世界中で慢性的なエンジニア不足というのは事実であり、実力があれば転職を経て報酬を上げていくことができる世界であることは確かです。コンサルなどの無形物の仕事と異なり、自身の技術を可視化しやすい技術職でもあるため、評価を得やすい面はメリットでもあります。こういったポジティブな面だけを強調するスクールや教材があれば、それは「ネガティブな面を隠している」という企業体質なわけで、ユーザーの判断が問われるところです。

難しいプログラミングを攻略する方法はないのか?

プログラミングを教え合う人たち

プログラミングの夢、幻想を打ち砕くような記事になっておりますが、本サイト「キソプロ」は基本的にこういう記事が多いです。

特にみなさんを残念がらせたいわけではなく、本当に難しいからなんですね、プログラミングは。正直、一定の慣れがくるまでは「プログラミングって楽しい」なんて思える時期もなかなかやってこないシロモノです。

そんなプログラミングをなんとか攻略するために当サイトがたどり着いたのは「基礎を固める」ことでした。情けないくらいシンプルな答えですが、これが本質かと思います。ちゃんと勉強しようね、し続けようねという。

基礎力を鍛えれば、少しづつだが道は拓ける

教室で自習する生徒

今でもプログラミング学習の現場では、多くの挫折者があせって先走り、目先のキラキラしたプログラミング技術に進もうとするため(基礎をやっているのはつまらないし、格好わるいという意識もあり)、結局は早い段階で壁にぶつかり沈没します。

沈没していく初心者というのは、いわば、

「基礎をおそろかにし、プログラミングに夢を見すぎている」

ざっくり言うとこんなところです。

そこで当「キソプロ」の誕生となりました。

「キソプロ」では、よくある「入学金」なる不明な設定のお金はもらっていません。講座料金だけの明朗会計にしています。「よく見たら数万円の高額な入学金がある」なんてのは、飲食業で言えば注文が決まった客に「入店料がありますけどいいですか?入り口にも(一応)書いてますので」と言うようなものですから。書いていたとしても、ユーザーが最初から警戒できないならば、それは後出しジャンケンですよね。多いんですよ、こういうやり方。みなさんも気をつけてください。

「キソプロ」のカリキュラムはシンプルに「基礎プログラミング」を多面的に取り組めるものとし、まずはエンジニアとしての「足腰を鍛える」に徹しています。通学もなくなるように、オンラインのマンツーマン授業で行い、講師は専任で毎回変わることもなく担当する。

「難しいプログラミングを攻略する方法=まずはプログラミングの基礎力を鍛える」

こういったロジックで、プログラミングという難関の切り崩しにかかります。

気になる方は、一度ご相談ください。

難しいプログラミングを攻略するため事前知識を「キソプロ」で固めましょう。