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報連相(ホウレンソウ)より「相連報(ソウレンホウ)」で仕事しよう。

「ホウレンソウ」だと仕事は機能しない?

仕事には「期限・納期」がありますよね。

社会人として仕事をしている以上「いつまでに完成させないといけない」「いつまでに報告しないといけない」といったミッションに追われるのが日常です。

そんな時によく使われる表現が「報告・連絡・相談」をすることの大切さを説いた「ホウレンソウ(報連相)」。

仕事の進捗にトラブルや遅れが生じた際に、

①「上司に報告し」
②「今後の方針を連絡し」
③「状況に応じて相談する」

というもの。

しかしこれ、ホウレンソウという言葉のゴロが良いだけで作られたきらいがあり、実際の仕事現場では機能しない悪手になってしまうんですね。

いったい「報告・連絡・相談」の何がいけないのでしょう?

「報・連・相」の良くない点とは?

報告を遅らせ頭を抱えるプログラマー

「報告・連絡・相談」には最もまずい点が1つあります。

それは「報告」が最初に来ていること。

上司に報告するのは良いことのような気がしますが、実は「上司側から見ると困る」んですね。なぜでしょうか。

それは「結果報告」を急にされても、もう遅いからなんです。

「報告→連絡→相談」の悪い例

①【報告】 「すいません、今日中には終わりませんでした…」
②【連絡】 「アドバイスをいただけたので、来週には出来そうです…」
③【相談】 「それでいいでしょうか…?」

こうなるわけです。

もし自分が上司や同じチームメイトだったらどうでしょう?

もう報告の時点で結果が出てしまっており、当日に言われても手は打てません。

当然上司やチームリーダーにもその上の上司がいたり、トラブル時に客先へ謝りにいったり、他の手を考えるなどのセンシティブな業務が発生します。困りますよね。

つまり「報告→連絡→相談」は、一見的を得ているようで「結果報告が先に来ている時点でアウト」となってしまうんですね。

そこで、理想の業務フローを説いた考え方が「ソウレンホウ」。

「相談→連絡→報告」です。

「相・連・報」の優れた点とは?

 「相連報」しているエンジニア

「ソウレンホウ」こと「相談連絡報告」は、その仕事に関わる皆が幸せになれる仕事の仕方。

同時に、難しいスキルでもあります。なぜ難しいのか?多くの人がこれを実行できないのか?も解説していきますね。

まずは「相連報」の良い点を見てみましょう。

「相談→連絡→報告」の良い例

①【相談】 「このままだと来週中には終わらない可能性があります。どのようにすればいいですか?」
②【連絡】 「指示を参考に、スケジュールを立ててみました」
③【報告】 「現在の進捗は〜〜〜です」

連絡や報告がハッピーな展開になるのは「相談が先に来ているから」なんですね。

トラブルの可能性や悪い予感が少しでも発生「しそう」な時点で、その発生前に「相談」します。

しかし、言葉で言うのは簡単ですが、上司やチームメイトに相談するというのはなかなか誰しもが出来ることではないんですね。

ここに「相連報」の難しさがあります。

なぜ「相連報」できない人が多いのか?

放置されたパソコン

仕事にトラブルや遅延はつきもの。本来あってはならないことですが、それでも人は機械ではありませんので、無理もありません。

当初立てたスケジュールの通りに事が進まないなんてのはあるあるなんですね。

そこで「相談」を先にしていくのが理想的なわけですが、それができない人は結構多いんです。怒られたり、質問攻めにされるのは誰だって嫌ですから。

「相談」というのは「約束したのに、できなそうだ」というある種の「恥」「負い目」を相手にさらすことになる行為と考えてしまうからです。

ここで、勘違いする人(=仕事が出来ない人)は「自分の弱い部分をさらけ出したくない」「間に合わないなんて怖くて言えない」という視点で考えてしまうこと。

「相談」は部下だけに許された特権である

上司に相談する部下

もちろん、怖すぎる上司がいたり、そもそも無理難題をふっかけてくるパワハラ上司もたくさんいますので、ひとえに「相談がベスト」と言われても、厳密にはなかなか難しい問題でもあります。その場合はもう転職するしかないと言えるでしょう。

しかしひとつ言えるのは、やはり「期限当日にいきなりネガティブな報告する」のは、どう転んでも最も大きなトラブルに発展するということ。どんなに優しい上司でもギリギリになって報告されたら「もっと早く言ってくれれば…」と思うわけです。

部下は相談を怖がってはいけません。むしろ相談を「利用」しましょう。

実は事前に相談したほうが、もし小言を言われても、実は「責任を上司にいったん投げた」という状況も作り出せるんですね。

ここがポイント。

「相談」は部下だけに許された「特権」。んですよ。

上司は「相談」されたら、一定の答えを出さないといけません。的確な指示をするからこその上司であり、適切な判断をするからこその上位職だからです。ここをミスれば、責任は上司にあるわけです。

仕事が出来る人は「プロセスより結果重視」

熱心に仕事のメモをとる人

「仕事が出来る人」というのは、炎上の回避に優れた人であり、同時に炎上を怖がらない人でもあります。

つまり、仕事の途上で発生するトラブルやゴタゴタは「ゴールにたどり着くためのプロセス」だと割り切っている。「終わりよければ全て良し」と知っているんですね。ゴールのためなら「相談→連絡→報告」で多少恥をかいても構わない。

結果が獲得できれば、評価は手の平をひっくり返したようになることも知っています。

相談すること自体、実は上司から評価されることも知っています。

相談されて嬉しい上司が世の中にいることも、把握しています。

なんなら、相談しなくていい時でさえ相談して上司をいい気分にさせたり、少しでも仲良くなれるようコミュニケーションの手段として「相談」することもあるほど。

仕事が出来る人は「仕事は結果が全て」というのを理解していて、プロセスにおいては恥をかこうが怒られようが、なんとか耐えて前進するんですね。仕事系のドラマや映画で熱い主人公が輝いて見えるのは、これなんです。観客はゴールに向かって泥臭く突き進む主人公を「結果さえ出せば…!」と応援します。

「いろいろあったけど、丸く収まった」というのは、上司にとっても安心の対象になります。結果的にうまくいけば、上司は部下を責めきることができません。喉元過ぎれば熱さを忘れる、であり、人間ハッピーな結果になれば、わざわざ腸が煮えくり返すことも少ないでしょう。

「相談」することに躊躇してしまう人は「仕事が出来る人はプロセスより結果重視である」ことを体に染み込ませ、そして実践してみましょう。

「相談力」をつけよう

相談しあうエンジニアたち

「ホウレンソウ」だとか「ソウレンホウ」なんて聞いたり呼んだりすると、なんかお手軽感満載にも思えますが、実は「仕事の修羅場」をコンパクトに収めた言葉にすぎません。聞こえのいい、ただのキャッチコピーとも言えますね。

実際の現場や、リアルの上司の前では簡単に相談できず、美しい代替案ももらえず、ドロドロした状況になっているのが現実です。

美しく「相談→連絡→報告」なんて軽快にできないものですが、その仕事を発注している先には「客」がいます。客がクレームを入れて案件を燃やしてきた際は、契約破棄や裁判、賠償責任、値引きや支払いを拒まれるなどに発展し、もう社内の炎上どころではありません。「あのとき怖がらずにみんなに相談しておけば…」と後悔しても遅いのです。

そのため、トラブルの火種は社内で先に起こしておくのが懸命であり、むしろそれこそが「仕事」なんですね。

安全安心に最後まで進む仕事などほとんどないのですから、むしろ「小さな火事(=相談)を社内で積極的に起こしていく」ようにしましょう。

仕事をするたびにその火事の回数が減ってくる頃には、周囲の見る目が変わり、あなたの評価も少しづつ上がってきます。

先々のトラブル回避のために、前々に相談できること。

これが相談できる力=「相談力」です。

相談力をつけ、トラブルを恐れない。ヤバいと思ったそのときが最も早い相談のタイミングです。それ以降は事態が雪だるま式に大きくなり、宿題が増え、どんどん相談しにくくなっていきます。

少しだけ勇気を出して「相談力」を持ちましょう。

「ホウレンソウ」でなく「ソウレンホウ」を

パソコンの前で相談する新人エンジニア

今回は仕事をする上での大前提のひとつである「相連報」について解説しました。

「ホウレンソウ(報連相)」でなく「ソウレンホウ(相連報)」。

 

①「相談」(事前に相談)

「連絡」(対応策を取りまとめ連絡

「報告」(進捗を逐次報告

 

以上3つ全てが「前倒し」の仕事の仕方であり、社内でモメるのも燃えるのも覚悟の上での先手必勝スキル。

仕事が出来る人はスマートに仕事をしているわけでなく、こういった「気持ちが乗らないこと(=相連報)」を積極的にやれる度胸があるんですね。

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