• 高すぎる満足度や就職率を語るプログラミングスクールに用心を。

    スマートフォンでインターネット検索する人男性

    スクールの「満足度99%」とかって本当?

    プログラミングスクールが人気の昨今。

    さまざまな学校で「満足度99%」「就職率99%」など高い数値が宣伝に使われています。

    ただし忘れてはならないのが「その高い数字は本当?」「公平と言える調査なのそれ?」「ネガティブな評判はどれだけあるか」という視点。

    昨今はブロガーがプログラミングスクールの実態を書いていたり、YouTubeでも語っていたりします。それらは批判がすぎる場合もありますが「スクールが出してない情報を手にいれる」という意味では有効に使えることも。

    プログラミングスクールを選ぶ際は「良い面・悪い面」の双方を知ったうえで「盛ってないスクール」を選ぶ心構えが必要です。

    完璧な学校はないけれど

    学校の授業風景

    当校も含め、完璧な学校というのは世の中にありません。

    「人」が運営する以上ミスや至らない点はどうしても出てきてしまい、消化不良の生徒、不満足な生徒もいるでしょう。各スクールは日々、それらの不満を最小限に抑えるために努力し運営しているはずです。

    今回は問題にしたいのは、そういった学校の「行き届かなかった部分・改善点」ではなく『ウソではない』という名目の元に、自社サイト上でユーザーの優良誤認(実際のサービスよりも優れているように見せること)を与えるような行為について。

    「盛っている学校同士」はお互いを指摘することはなく、なんとなく、なあなあになっているようにも見え、ぬるま湯のような空気が漂っています。

    「ウソではない」という逃げ道

    データを作成する手

    昨今、スクールに限らずとも「満足度9◯%」「満足度No.1」「就職率9◯%」などなど高い評価を宣伝に使う企業が増えましたが、よく注意書きなどを見ると…

    「ウソではない」

    というところに着地させているものも散見されます。

    小さく薄い字で「※印」の文章で「◯◯調べ」など書いてあるものの、その調査会社が付き合いのある会社であったり、自社内の短い期間の調査で調査人数や方法も明かされてないなどはよくある手法。

    わざわざそのような「高い評価を得やすい(あるいは捏造できる)方法」で調査をするということは、ユーザーに「優良誤認」を生んでいると言えますよね。

    「学校ビジネス」は一見神聖なようでいて、実は生徒さんがいないと全く成り立たないビジネスであり、お客さんを途絶えさせてはなりません。他のジャンルのビジネスと同様「常に利用してもらってお金を払ってもらう」ことが必要。そのため「利益を出し続けるため『ウソではない範囲』で宣伝文句を作ろる」という学校がどうしても出てきます。

    なぜなら、ウソではない(=言い訳は可能)のだから。

    誇大広告をしても逃げ道はあると考えるなら、好印象を生む数値を絡めた宣伝は、いかようにも運営のさじ加減で可能になってしまいます。

    「ネガティブ情報」のチェックを

    火のないところに煙は立たない

    疑うのは疲れるところですが、入学してから後悔のないよう、目に余るネガティブ情報が出ていないかはチェックしましょう。

    また、その批判記事が「新しい記事か?」「古い記事であり、もう改善されているか?」も大きなポイントです。

    大昔の批判記事というのは、学校側が改善済みということもあるため、記事のリリース日(※更新日でなく)を見ておきましょう。ブログのなかにはリリース日がわからず、更新日のみを表示しているものも多いので注意です。そういった記事は逆に、改善されているにも関わらずいつまでも学校の足を引っ張る「粘着系」の可能性や、単にブログの訪問者を途絶えさせたくない場合があるので見極めも必要です。

    検索ワードとしては「学校名+評判」でも十分出てきます。

    当サービス「メンタレ 評判」でもググってみてください。何か悪い情報が出てくるなら検討が必要ですね。

    「ポジティブ情報」はアフィリエイトの可能性大

    お金を数える人

    プログラミングでスクールでやっかいなのは「褒めている記事はアフィリエイト記事」である可能性が高いということです。

    アフィリエイトとは「ブログで特定の商品をおすすめして、そのサイト経由で成約があった場合に報酬がもらえる」というもの。

    つまりブロガーたちは別にそのスクールに思い入れもなく、入学体験さえしてない場合でも「報酬のために褒める」「アフィリエイトと気づかれないようにちょっとディスりつつも最終的にはすすめる」「各スクールの比較記事を書く」という行為に出ます。

    プログラミングスクールはアフィリエイトの会社と事前に契約しており「当社のことを書いてくれるブロガー募集」という告知を出します。ブロガーたちは”案件”を物色し「どうせ書くなら報酬の高い学校にしよう」「各学校の比較記事ならたくさんの学校のアフィリエイトが貼れるな」となります。つまり、お金が動機です。アフィリエイトは法的にひっかかるものではないのですが、見方を変えれば「プログラミングスクールによるブロガーの間接的な買収行為」と言えなくもありません。

    アフィリエイトの存在を知らないユーザーは「この学校は結構褒められているな」「なんだかんだ評判良さそう」と信じてしまい、何らかのブログ経由でスクールに申し込みをします。その裏では、アフィリエイト会社を通してそのブロガー(=アフィリエイター)にお金が振り込まれます。

    「ステマ」にひっかからないで

    インターネットをする人

    昨今YouTubeでは広告行為の場合は「プロモーションを含みます」という注意が出ますが、あれも発信者の任意であったり、プロモーションまでいかないギリギリの案件である場合もあり、YouTubeも警戒が必要です。

    こう見ると、ポジティブ記事さえも信用できるかは注意がいるんですね。

    ブログで、プログラミングスクールの説明をしたあとに特定の数校をおすすめしてクリックして申し込みや体験学習に誘導する記事は、9割アフィリエイトと言ってもよいので、気をつけてください。クリックすると、そのときに申し込まないとしても、あとで申し込むとブロガーにお金が支払われます。あなたがスクールのサイトに訪問した痕跡が1ヶ月ほどは残るからです。

    なお、当サイトの「メンタレ」ならびに運営の株式会社カグラの行っているIT教育サービスは創立以来の過去7年間において一度もアフィリエイトはしていません。どうもうしろめたいんですよね。ステマだよねと思うからです。

    過去に1件たりともアフィリエイトしたことがない、口コミだけでやってきている当社のようなIT教育サービスは、結構珍しいかもしれないですね。もちろん、口コミだけやっていると、たくさん問合せや申込みがいただけるわけではありません。でも「正直者は馬鹿を見ない」と信じて、地道にやっているのが当社です。

    プログラミングスクールのステマやアフィリエイトについては『プログラミングスクールのステマに注意。アフィリエイトの罠とは?』に詳しく書いているので、チェックしてみてください。

    ネット記事とは一定の距離を置く冷静さも必要

    スマートフォンを見る女性

    ネットに散らばる各記事の信ぴょう性を確実に知る方法はありませんが「冷静に読む」「鵜呑みにはしない」ことで、ある程度は情報を精査できます。

    批判ブログを書いている人も、たくさんの人に読んで欲しいがために過激になり「盛った書き方」「みんなを驚かせるための書き方」をしていることも十分に考えられます。ですので、軽率にその記事を拡散したり悪い印象を持ちすぎるのはいったん避けると良いでしょう。

    悪い噂ほど広まりやすく、人は信じやすいもの。

    ですので、調べ物をするときにネガティブな情報やポジティブな情報を見た際は一呼吸おくのは大切なことです。「ちょっと他もいろいろ見てみよう」「いったん保留して、また考えようかな」と。

    ただし「火のない所に煙は立たぬ」とも言えますよね。

    そのネガティブ記事のみならず、他にも似たような被害を受けているような記事や動画が何件も散見されたら、用心しておくのが得策です。あまりにも出てくる場合は、やっぱりおかしいなということにもなってきます。

    入学すると「自学自習だった」と気付くことも

    勉強に行き詰まる女性

    「自走」という便利な言葉があります。

    プログラミングスクール業界では「自分で走る、自分で考えて解決する」という意味で使われます。

    確かに、プログラミングに限らず「勉強」とは能動的に取り組めば伸びることは間違いありません。しかし、それができないからプログラミングスクールに頼る人がいるわけで「お金を払ったのに自走」を求められても、素人は身動きできないか、途中で息切れしてしまいます。

    例えば「教材」と称される長文の記事にJavaScriptの書き方・考え方が書いてあったとします。学校側が「これをまず読んで」「何回も読むのが大事」「みんなそうしている」と言うならば、それも「自走の強制」です。長文のブログの記事を読んでプログラミングを理解できる自走力があるなら、そもそもスクールには入らないわけですから。

    何でも受け身は確かにいけませんが「自走」「自習」を学校運営側が自分たちの都合良いように捉えていると、生徒は置いてけぼりとなります「自走できない人=おちこぼれ」なんだと。

    仕組みやカリキュラムよりも「講師」が大事

    生徒に寄り添って教える講師

    結局のところ、IT教育事業を2021年で7年ほど運営してきた当社からすれば、教科に関わらず勉強で成長するには「講師」が重要ということでした。

    どんなに仕組みや教材やシステムが整っていても、教える講師がヘボだと、もうそこで試合終了と言ってもいいです。

    仕組みやカリキュラムの緻密さはもちろん必要なことですが「誰が教えるか」が生徒の成長を左右します。

    当サイト「メンタレ」では、日替わりの先生でなく、大学生などの若すぎるメンターでなく「安心できる専任の講師」の授業を受けれることが大切だと考えています。

    入学者は、プログラミングを攻略できるかわからない不安のなか、またゴールも確約されてないなか、先にお金を支払うわけです。そんな不安な気持ちを助けてくれる「サポート」にお金を払っていることを、スクール側がもっと理解をしないといけないと思います。「自走が大事」をだんだん強調するようなところがあれば、それはプログラミングスクールとは言えません。

    講座のなかで質問がしやすい環境、授業のなかで突然初歩的な質問ができる空気。この生徒と講師の人間関係が、最も成長に関係する大事なものであると思います。

    「いまの自分」に最適なレッスンを

    未来へと続く道

    これを読んでくださっている方は、いま「プログラミングに挑戦する夜明け前」あるいは「まだまだ勉強途中」にあると思います。

    何に頼っていいのかわからない時期と思いますが、大切なのは、一瞬で悩みを解決してくれるような耳障りの良い宣伝文句よりも「地味にコツコツ学ぶ決意」。もはやこれはプログラミングに限らずどんな学問でも同じことですよね。

    でも、プログラミングになるとなんか「サクサク覚える方法」「早く成長できる手段」なんかがあると思ってしまいがち。安心してください、そういうものは「ない」ですので。

    「メンタレ」は常々プログラミングは難しいものと公言しています。初心者に無駄にハードルを下げて生徒を募集するようなことはいたしません。「3ヶ月後にフリーランス!」などという誇大広告やミスリードもしません。

    プログラミングは「コツコツ地道にやったもの勝ち」の、極めて努力の世界。どんな業界でも、スポーツでも、なんでもそうですね。

    「メンタレ」はメンターを「レンタル」できて「自分だけの講座」をやってくれるサービス。独学の途中からや挫折したところから、完全初心者の方にも最適です。

    今のあなたが弱い部分を克服し、プログラミングという終わりなき学問の入り口として「ずっと役立つ知識とスキル」を教えます。

    ちょっと頼ってみようかな、と思ってくれた方はぜひお気軽にご相談ください。ちょっとした質問でも大丈夫です。

     

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