• プログラミングの動画教材やオンライン教材の「3つのデメリット」とは?

    ノイズが写っているモニター

    プログラミングの動画&オンライン教材のデメリット

    インターネットを使った「プログラミングの動画教材」「オンライン教材での独学」は一見効率的にも見えますが、大きなデメリットを持っています。

    以前にお伝えした「プログラミングが簡単というのはウソで、とても難しい」のが真実なので、当サイト「メンタレ」では自動化教材は採用していません。それでは初心者がなかなか成長できないと考えています。

    「ビジネスモデル」という点からいくと、動画やWEBサイトに教材をアップし「これを見ながら一人で勉強を進めてください」というほうが無数に生徒を募集でき、お金は稼ぎやすくなります。講師をマンツーマンで生徒一人ひとりに当てるサービスよりかはだいぶ「効率」が良いのはご想像いただけると思います。

    しかし、オンラインで独学を続けるというのは、よほど強い人でないと継続できません。プログラミングは特に「いま自分のやっていることは何につながるのか」という不安や手応えのなさが勉強意欲の低下につながるシロモノ。

    自宅や移動中に動画を観たり、オンラインでガイダンス通りに作業してもなかなか「まあ出来たけど…」「これが何に繋がるのかな」という気持ちは拭えません。

    実際に弊社が運営している他のIT教育サービスでも「動画教材で一回挫折している」「オンライン教材で一度やめてしまった」というプログラミングの初心者は多くいます。

    では、以下に動画教材やオンライン教材にあるデメリットを「3つ」挙げていき、そのあとにメリットも見ていきましょう。

    デメリット①
    単なる「自習」である

    孤独に勉強する人

    パソコンやスマホで動画を観て学ぶ、オンラインでガイダンス通りに作ってみる。これらはインターネットの特長を使ったハイテクなサービスです。いつでもどこでも学べる。

    しかし、勉強で大事なことはそういったスタイルよりも「不安にならないか」が大切です。

    この記事を読むだけでは、なかなか信じることが難しいかもしれないので、ぜひプログラミングに興味がある方は、ネットの無料や有料の「動画教材」「ガイダンス通りに作業するオンライン教材」を試してみてください。ここで書いている「不安」「孤独」「手応えのなさ」が実感できると思います。

    なぜ不安や手応えのなさが出てくるかというと、見た目はハイテクでも「自習の枠を出てない」からなんです。

    例えば、今から「独学の自習」で「英語」を話せるようになるのにどれくらいかかると思いますか?それをそのままプログラミングに置き換えてみてください。独学&自習のみで一つのことをマスターするというのは、そういうハードルのことなんです。「プログラミングならちょっと簡単」というものでは到底ありません。むしろプログラミングはとても難しいものなんです。英語なら「三単現のS」が抜けても意味は通じますが、プログラミングでは一文字間違えるともうエラーで表示や仕組みが崩れ動作しません。

    動画に限らず、オンラインで自動化してある教材については単なる「自習」です。専任の講師に習う形式と正反対のため、「初心者の挫折」や「間違った自己流」を発生させる確率が高いのです。

    デメリット②
    「質問」できない

    暗闇に置いてあるパソコン

    動画教材やオンライン教材のデメリット2つ目は、

    《質問できない》

    という点にもあります。

    「なんでこうなんの?」「これってどういう意味?」「全然わからない」こんな疑問が勉強中には続々と出てきます。特にプログラミングはこの状態が数秒おきに来る魔のジャンル。

    「質問力」も問われるチャットや、みんな見ている掲示板に論理的に質問するというのは、そもそも質問を作るだけでだいぶ労力が問われます。すぐ解決できないことがわかると、人はだんだん質問しなくなるものです。これは「場は用意されてはいるが、ユーザー目線ではない」と言えるでしょう。

    自動化教材は、瞬発力と集中力のある「授業中に口頭で質問できる」ことには到底及ばないのです。

    そもそも動画教材やオンライン教材は「自分で調べる」ことが必須。そして教材提供側の言い分は「ググる力も大事」ということ。つまり初心者ユーザーに責任を投げているわけです。

    しかし、ググる力なんてのはもっとプログラミングに慣れてからつけるので十分なこと。初心者の頃に、自分でググって古い情報やクセのある方法を正しいと信じてやってしまうほうが大きなリスクとなってきます。Googleの検索結果に出てくることが「最新の正しい情報」である保証はどこにないのですから。

    デメリット③
    「理解度」がわからない

    暗闇に置かれたMacBookとスマホ

    動画教材のデメリットは「自分の現在地がわからない」という面にもあります。

    動画やオンライン教材は一方通行の発信であり、もし「カリキュラムの進捗」が見えても、それは「自分の現在の力」を表示しているわけではないのに注意です。進捗はあくまで進捗であり、個人の能力をあらわしてはいません。

    つまり動画やオンライン教材は自分の成長度・理解度を「自分の心のなかで想像」しないといけません。初心者には無理な話です。本当にやり残していることはないのか?もっと強化すべきことはないのか?は、誰も評価してくれないのです。

    つまり「自分の現在地」を客観的に評価をしてくれる人がいないのが動画教材の3つ目のデメリットです。

    自分の成長度・理解度は、一応消化したカリキュラムの量では測れません。「これまでのプロセスを見守ってきている講師」が評価をするからこそ意義があります。「◯◯さんは〜〜の部分は得意だけど〜〜〜はまだ弱い。将来は〜〜になりたいということだから、もういっぺんあの部分を強化しようね」というふうに。過去の成長プロセスを見ている人が評価することで、始めて自分の現在地を知ることができます。これは、自動化された一方通行の教材では無理なことですね。

    AIによる自動評価があったとしても、テンプレ感は拭えず、AIと今後の自分の成長について議論はできないため、手応えは薄く不安になってしまいます。テンプレで出される、みんなが読んで可もなく不可もない文章というのは、占いで「今日の運勢」を読む感触に似ています。

    逆に「メリット」はあるの?

    スマートフォンを見る男性

    動画教材やオンライン教材の「メリット」はあるのでしょうか?もちろんメリットも持っています。

    ①場所を選ばない

    ②時間を選ばない

    この2つは便利な特長になります。

    聴くだけであれば通勤でも通学でも可能ですし、授業形式のように時間に制限もないため、繰り返し観ることもできます。中にはチャットで質問できるものもあるので、質問作成の時間は手間取るかもしれませんが、疑問を晴らせることもあるでしょう。

    ですので、自動化教材をメインで使わない、それで全てを解決しようとしないのは大事なところ。売り込みを見ると「なんだ、全部教材で理解できそうだ」と錯覚することもありますが、実際にやってみると数々疑問や不安が出てくることは確実なので、あまり期待をしずぎないのが良いでしょう。

    当サイトでは初心者のしょっぱなこそ、ちゃんと授業形式で習うことをおすすめしています。そこそこ基礎をわかったうえで、自動化教材をサブ的に取り入れると混乱しないと思います。

    ですので「使いよう」ですね。

    「教育」は自動化できない

    パソコンを前にオンラインで勉強する姿

    動画教材やオンライン教材には無数の「穴」があります。何もかも詰め込むことはできないため、これは致し方のないこと。

    リアルな授業も同様で、同じ用に完璧ではありません。

    しかし自動化教材には今回挙げたような、

    ①単なる「自習」である

    ②「質問」できない

    ③「理解度」がわからない

    このようなデメリットがあります。逆に「授業」は上記のデメリットを解消できます。この差は非常に大きいでしょう。

    ここから見えてくることは、難しい学問においてはどうしても「自動化は無理」ということ。

    「なにがわからないのかわからないのがプログラミング」という初心者の状況で、今回挙げた3つのデメリットを背負って始めるのは無謀とも言えるでしょう。

    「まずはやってみる」が大事でも…

    階段を前に立ちすくむ少年

    実際にプログラミングは、それ自体が趣味というレベルまで学習し、学ぶよりもまずは作ってみることも試し、壁にぶつかながらマスターしていくというのは大事なこと。

    これはプログラミングに限った話でなく、世の中の仕事スキルの全てに言えることでもありますよね。まずはやってみる、という。

    いま活躍していたり、奮闘しているエンジニアの方々は誰しもが「自学自習のプロセス」を経ていると言って良いかと思います。独学の人もそうでない人も、みな自分の時間を削ってプログラミングに投入していたからこそ、今がある。そして自走することの大切さを痛感しているからこそ、エンジニアは「プログラミングは自分で学ぶことが大事」と言います。

    ただし、そういったチャレンジはあくまで「しっかり基礎を習ったうえで」あるいは「自分の弱みをつぶしていく」ことで実現する。これらの解決が曖昧だと、その先にある応用をこなすことは難しいのです。

    メンターを「レンタル」し解決をしていく

    プログラミングを習う女性

    初心者の、しかも「超初期」は講師に頼り切ってやってみることをおすすめします。それは甘えるということでなく「聞かなければわからないことだらけ」だからです。

    無駄なことや間違ったことを一生懸命勉強することがないよう、足場がグラグラになったときは指導を受けて解決する。何時間、何日もググって突破したように見えても、その解決法が本当に正しいものなのか、最新のものであるのかはなかなか駆け出しエンジニアにはわからないものです。

    この足場を固めるのが、プログラミング講師をレンタルできる「メンタレ」です。

    動画教材やチャット質問などの「自走」を強いられるカリキュラムでなく「いまの自分の弱み」を専任のメンターに「講座」というかたちでちゃんと習って解決する。

    着実に成長したい方は、メンターをレンタルできる「メンタレ」を。

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