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「元エンジニアの社長」特集。海外と日本のプログラマーCEO「12人」
エンジニア出身の社長はどんな人がいる?
元々はエンジニアだった「社長」って海外や日本にはどんな人たちがいるのでしょうか?
いまプログラミング学習をしている人も、就職や転職、起業などさまざまな将来の進路を考えていると思います。
その進路のなかのひとつが「起業」になるわけですが、先輩エンジニアたちの経歴を参考に、自分のキャリアアップの指標にしてみましょう。
今回は海外6名、日本6名の元エンジニア社長を計「12名」を紹介。
では、まず「海外」の元エンジニア社長からいってみましょう。
海外の元エンジニア社長
6名のエンジニア出身のCEOです。敬称略でご紹介します。
①ビル・ゲイツ(Microsoft)
1968年、13歳でプログラミングを開始。同時期にMicrosoft社の共同設立者となるポール・アレンとも出会う。1975年19歳の時にCEOとしてMicrosoft社を設立。
②ラリー・ペイジ/セルゲイ・ブリン(Google)
ラリー・ペイジは6歳から、セルゲイ・ブリンも幼少期からパソコンを始める。二人はスタンフォード大学の博士課程にて出会い1996年に「検索」のプロジェクト開始。1998年25歳の時にガレージでGoogle創業。2001年に投資家のアドバイスでエリック・シュミットをCEOに就任させる。2011年にラリー・ペイジはDEOに復帰。
③ジェフ・ベゾス(Amazon)
幼少期より科学に興味を持っており、プリンストン大学では電気工学と計算機科学で学位を取得。1986年の卒業後はインテルなどからオファーを受けたが金融システムを手掛けるスタートアップにエンジニアとしてネットワーク構築に従事。1993年29歳の時に自宅のガレージでアマゾン創業。
④マーク・ザッカーバーグ(Facebook)
12歳からプログラミングの勉強を開始。高校時代に音楽用ソフト「Synapse Media Player」をリリースしMicrosoft社が興味を示す。ハーバード大学在籍時には、学生のためのサービス「Coursematch」「Facemash.com」を自主制作。2004年19歳の時に「Facebook」創業。
2010年にはFacebook創業前後の逸話が映画『ソーシャル・ネットワーク』として公開された。
⑤イーロン・マスク(TESLA)
10歳からプログラミングを独学。12歳で商業ソフトウェア「Blaster」リリース。24歳でオンラインコンテンツ出版会社を起業し、2002年の31歳の時にPaypalを売却し約200億円を手に。2002年に宇宙開発の「スペースX」起業。2004年テスラ社の会長に。
⑥ジャック・ドーシー(twitter)
8歳でMacに出会い、10歳のときにすでにIBMのパソコンを使用。14歳で交通システム関連のソフトウェアを開発。2006年33歳の時にObvious社(現Twitter社)を設立。その3年後には決済サービス「Square」を開始。 2013年、ウォルト・ディズニー・カンパニーの取締役に就任。
日本の元エンジニア社長
続いて、日本のエンジニア出身CEOです。こちらも敬称略でご紹介します。
①岩田 聡(任天堂)
高校時代から独学でプログラミングを学ぶ。大学在学中からソフトウェア開発の「ハル研究所」に関わりそのまま就職。1983年24歳の時に任天堂のファミリーコンピュータに感銘を受け直接営業し、ゲームのプログラミングを担当。1992年にハル研究所の代表取締役に就任し「星のカービィ」などヒットを出し15億円の負債を完済、経営手腕を見せる。41歳で任天堂に入社、42歳で代表取締役に就任。
②山田進太郎(メルカリ)
小説家や建築家を目指した時期を経て、1996年19歳の時に早稲田大学在学中「楽天」のオークションサイトの立ち上げに携わる。在学中に「映画生活」という自作のWEBサイトもリリース(後に「ぴあ」に数千万で売却)。卒業後は就職せず24歳でWEBサービスの「ウノウ」創業。ソーシャルゲームでヒットを出しアメリカの「Zynga」社に数十億で売却。2013年36歳で「メルカリ」創業。
③川上量生(ドワンゴ)
中学生の頃からパソコンショップに通い、プログラミングを学習する。京都大学工学部の在学時から「京都大学教育ソフト研究開発クラブ」に数式ソフトの開発に携わる。卒業後はソフトウェアジャパンに入社し7年間サラリーマンとして従事。1997年29歳でドワンゴ創業。
④田中良和(GREE)
大学時代の米国留学でインターネットの世界を知る。大学卒業後はソニーコミュニケーションネットワークに就職。プログラミングの挫折は高校時代に味わっており、改めて学んだのは社会人になってから。2004年26歳のとき「GREE」を設立。月収20万だったサラリーマン時代からわずか7年で2000億円あまりの資産を手にした。
⑤佐々木大輔(freee)
開成中学・高校を経て一橋大学商学部に入学。データサイエンスを専攻し、ストックホルム商科大学にも留学した。インタースコープ社(現マクロミル)でのインターンシップではシステム開発に従事。2012年32歳で「クラウド会計ソフトfreee」創業。
⑥田中邦裕(さくらインターネット)
18歳の工業高等専門学校在学中にレンタルサーバー事業を開始。1999年21歳の時に「さくらインターネット」を創業。2005年10月には当時4番目の若さで東証マザーズへ上場。
最初はプログラミングに集中、のちに起業
海外と日本のエンジニア起業家を「12名」見てきましたが、幼少期からプログラミングに慣れ親しんだ人もいれば、大学や社会人になってから本格的に取り組んだ人もいましたね。
いずれにしろ、まずはプログラミングの学習に集中しており、そこを突きつめてからステップアップしています。
プログラミングを学び、仕組みや考え方を知る過程で「こういうサービスがあれば便利なんじゃないか?」「こういうWEBサイトを作ってみたい!」という着眼点を持つようになるという流れになっているのが分かります。
おそらくは、さまざまなインターネットのサービスを知るなかで、足りない点や時代の流れ、トレンドや類似サイトなどの情報も集めたうえで「これだ」というものを開発し始めていると思われます。これは形式的に言えば、マーケティングでは「3C」とも言われる基本的な概念でもあり、同時に直感性も大切にしています。
世の中の人に受け入れられ、爆発的な普及を見せるサービスを生み出すには自分の好きなことだけをやるというよりも、冷静にマーケットの動きを読み、情熱的に行動することが大切だということがわかりますね。
そしてどのCEOも最初から経営に詳しいわけではなく、むしろプログラミングやモノ作りが好き。しかし、だんだんと自分のサービスを動かし大きくしていくなかで「ヒト・モノ・カネ」の経営的運用に慣れていったプロセスとなっています。
「目標」をもって学ぶ大切さ
プログラミングの学習をする際に「起業したい」「IT企業に就職・転職したい」「自分のホームページを作りたい」「サービスを作ってみたい」など、最終的な目標をひとつ持っておくだけでも随分と勉強のモチベーションは変わってきます。
なぜなら、プログラミングは挫折がつきものである難解な学問であるから。
今回の記事ではプログラミングの独学をしていたCEOも多いですが、特に独学は挫折率が上がるもの。もし独学を試みようと思っている人は独学のリスクとコツをまとめた『プログラミングの独学が失敗する「7つの理由」と「3つの改善策」』をチェックしておきましょう。
せっかく志もあらたに始めたプログラミングを途中で辞めることがないよう、目標を持ち、そこに向かって少しづつ歩み始めるのが良いでしょう。もし落ち込みそうなときはプログラミングのモチベーションが上がる映画を観るのもオススメ。さまざまな手を使って、プログラミング学習を毎日継続できるようにしたいですね。
「壁」をうまく超えるプログラミング学習を
プログラミング学習の途上では、無数の壁にぶつかります。
チャットで質問を作成して利用できるサービスもありますが、質問自体の作成が大変で、頻繁には利用しなくなってきます。動画教材においては、自学自習になるため、問題解決まで非常に時間がかかります。
高額のスクールでは、駆け足で学ぶ傾向が昨今見られ、それは、スクールが商品としているカリキュラム消化優先の方針によるところが大きいでしょう。
それらの問題を解決するのが当サイト「メンタレ」です。
学習の途中でわからない箇所や、自分の弱みを解決するための「実践講座」を開いてもらえます。自分の希望の箇所をプロに習えるというわけです。
「オンライン」で「マンツーマン」で学べるので、個別学習として受講することが可能。
歩みを止めずにプログラミング学習をしたい方はピンポイントでメンターを「レンタル」し、将来的に挫折を回避しましょう。