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プログラミングのモチベーションが上がる映画『ソーシャルネットワーク』
プログラミングのモチベーションを上げる映画は?
【ご安心ください】当記事ではネタバレを避け、具体的なストーリー展開や結末は書きません。あくまで作品にまつわる概要(受賞歴や監督や音楽など)をご紹介します。
さて、プログラミングのモチベーションを上げたいとき、そしてついでに休憩したいときに特効薬はあるでしょうか?
そんなときは映画『ソーシャルネットワーク』(原題: The Social Network)の出番。
「え、2時間も映画に時間を使えないよ」という方もいるとは思いますが、ちょっとお待ちを。本を読むより手っ取り早い所要時間でのこのモチベアップは、忙しいエンジニアの方にこそおすすめです。
↓↓予告編はこちら↓↓
プログラミングを学習している人、もしくはこれから学ぶ人、あるいはベテランのプログラマーでも未見の方は観ておくと…モチベーションアップできたり、いろいろ考える機会になりますよ。
プログラミング作業の休憩中に鑑賞する、オススメ作品として覚えておいていただければと思います。
映画『ソーシャルネットワーク』の評価は?
本作の公開は、意外と古く「2010年」。
世界N0.1のユーザー数「約28億人」を誇るSNSの王様「Facebook(フェイスブック)」の創設者マーク・ザッカーバーグの起業前後の話を描いた作品です。
こういったIT系の映画というのはスティーブ・ジョブズを描いた映画やシリコンバレーの群像劇をシリーズ化したものもありますが、煮え切らないハズレが多いのも事実。題材が新しいからなのか、事実を元にしているからなのか、映画的にはあまり完成度が高くないものはよくあります。
しかし、この『ソーシャルネットワーク』はよく群を抜いていると言って良いでしょう。
その証拠に、世界での評価はとても高いものになっています。
本作は第83回アカデミー賞にて「8部門」にノミネートされ、作品賞は逃したものの編集賞・作曲賞・脚色賞を獲得。同賞以外にもゴールデン・グローブ賞作品賞を含む4つの賞を受賞しています。
また、映画評論の国際的な評価サイト「Rotten Tomatoes」の評価でも96%(268名中258名)の評論家が本作に肯定的な評価をし、平均点は「10点満点中9.0点」という高得点も叩き出しています。
その他にも、wikipediaにある受賞歴だけでもすごい数。
これらを知ると、食わず嫌いしていた人でも「え、あの映画ってそんな評価されてたんだ…」「ただの伝記かと思ってた…」という方も多いかもしれませんね。
監督は「デビッド・フィンチャー」
映画としての評価が高いことにうなずけるのは、本作の監督は鬼才「デビッド・フィンチャー」だということ。
古い作品で言えばブラッド・ピットの『セブン』(1995)『ファイトクラブ』(1996)などが有名で、スピード感あるカメラワークやテンポの早い演出が特長。
(映画『セブン』の一場面。ブラッド・ピット若い…)
デビッド・フィンチャーは、社会のアウトロー描くのに長けている硬派な監督。そのため、成功者であり億万長者であるフェイスブックのCEOを描くというのは、初めて聞いた人にとっては驚きでした
しかし、マーク・ザッカーバーグは「プログラミング」だけを武器にFacebookを立ち上げた人物であり、言葉を選ばずに言えば「オタク」でもありました。
そういう意味ではザッカーバーグもアウトローの側面を持ち得ており、監督のデビッド・フィンチャーには相性の良い「素材」であったとも言えるでしょう。
サウンドトラックも一流
なおサウンドトラックはインダストリアルロックバンド「Nine Inch Nails」のトレント・レズナーとアッティカス・ロスが担当。
トレント・レズナーも、最初にデビッド・フィンチャーがFacebookを映画にすると知ったときは「なぜわざわざフィンチャーがフェイスブックを…?」と疑問だったそう。しかし、アーロン・ソーキンの脚本を読んで納得し、本来休暇の予定であったところを制作に切り替えたといいます。
本作はこの音楽においても、アカデミー賞の前哨戦でもありゴールデングローブ賞にて「作曲賞」を受賞しました。
監督も一流、音楽も一流。
さまざまな背景があり、本作は「映画」「エンターテインメント」として評価されていて、映画通からも高い評価を得ています。特にIT界隈で生きる人たちには共感できるシーンも多く、高評価の作品となっているんですね。
出演俳優は?
『ソーシャルネットワーク』は出演者のチョイスも絶妙です。
誰もが知る大御所俳優が何人も出てくるような大作風情ではなく、当時(2010年)まだまだ売出し中の若手俳優を起用。
主演は後に『グランド・イリュージョン』(2013/2016)で主役を務めるジェシー・アイゼンバーグ、共演には後に『アメイジング・スパイダーマン』(2012)の主役に抜擢されるアンドリュー・ガーフィールド、そして『君の名前で僕を呼んで』(2017)のアーミー・ハマー、ミュージシャンのジャスティン・ティンバーレイクも。
このようなエネルギーあふれる若者のキャスティングも映画にリアリティを与え、開戦前夜のシリコンバレーの狂騒を感じさせる作風となっています。
プログラミングの可能性を体感できる
(随所にプログラミングに関わるシーンも)
この映画の物語には触れませんが、フェイスブックが生まれる前後のお話のため、プログラミングが関係する場面というのはところどころで当然出てきます。
「プログラミング」は一体何ができるのか?どういったものを生み出すことができるのか?世の中をどう変えていけるのか?などに想像力をふくらますことできるでしょう。
この映画はプログラマーのために作られているわけではなく、一般の観客のために制作された娯楽作品です。ただし、プログラマー的にも反応してしまう見せ方がされていて、プログラミングの勉強や仕事をしている方には、映画的にも/プログラミング的にも二重に楽しめるはず。
もしあなたが、プログラミングに対する情熱を失いかけたとき。単純に休憩したり映画でも観ようかという気持ちのとき。そんなときは、息抜きにこの映画を鑑賞するとモチベーションもキープできたり、初心に返ることができると思います。
ビジネスの学びにも
(劇中にはさまざまな人物が登場する)
映画『ソーシャルネットワーク』はフェイスブックの軌跡なので、当然そこに関わるさまざまな人物たちが出てきます。
ということは、この映画はプログラミングのみならず「ビジネス」という側面も持ってると言えますね。
ビジネスを立ち上げようと思った時や、立ち上げた後にどのように物事を考え、どんなふうに人付き合いをしていくと良いのか?
なかなか定型化できないこの部分、映画を通して少し学ぶこともできると思います。
起業の数だけドラマがありますから、人付き合いのコツというのは教科書にまとめられるものではありません。しかし、この映画からは「フェイスブックの場合はこうだったよ」というモデルケースを「第三者的目線」で眺めることができるんですね。これも映画のいいところ。
映像も話もスピーディーに展開されていくので、書籍を読むよりもサクサクと、ある意味短時間で学ぶことができる映画とも言えるでしょう。
かといって、本作は山場や物語性のないドキュメンタリーチックなものではなく、あくまで「娯楽作品」という枠内で楽しみながら観れるので、苦痛でないのもポイントです。
マーク・ザッカーバーグ自身の評価は?
(サタデー・ナイト・ライブ共演時のザッカーバーグ(左)とアイゼンバーグ(右))
なお、当のマーク・ザッカーバーグ本人はこの映画をどう思っているのでしょうか。
ザッカーバーグ自身は、実は本作品の制作時には取材の協力をしていません。なんかそれってちょっと緊張感ありますね。
しかし、映画公開時は映画館を借りてFacebookの社員と共に鑑賞したり、トーク番組『サタデー・ナイト・ライブ』においてもサプライズ出演し、主演のジェシー・アイゼンバーグと共演を果たしているんです。その際には映画の感想として「興味深かったよ」と一応は友好的なコメントをしています。
このあたりは、胸中は不明ながらFacebookのCEOとして宣伝マンに徹しているとも考えられますが。
一方でザッカーバーグは本作品に対し「社会的地位を上げるためにFacebookを作ったように見えるところはちがう」ということも発言しています。また「衣装は当時のものとまったく同じだね」という感想も残しており、評価としてはそこそこにはしている、という印象。
多少の不満はあれど、名誉毀損の裁判だとかそういう類のものに発展しておらず、当の本人から大幅なNGが出ていないところを見ると、映画のためにと捏造されたストーリーが過剰に織り込まれているというわけではなさそうですね。
ただし、登場人物全員に聞いて回れば、きっとそれぞれ描かれの評価は異なるでしょう。
プログラミングはモチベーション低下との戦い
特にプログラミングを学習し始めのときは、モチベーションの上下変動は激しく、基本的にはモチベーションが上がることというのはほぼ皆無にと言って良いでしょう。
それは、単純に「プログラミングは難しい」という理由があります。基礎的な段階で学ぶことと言うのは地味で、辛抱が必要です。
早く巷で人気のプログラミング言語を学びたい、使いこなしたいという気持ちとは裏腹に、自分の手で作れるのはダサダサのWEBサイトの、しかもボタンなどの一部分。テキストの回り込みさえも満足にできないことも多く、不満・不安が蓄積されていきます。
その初期学習の段階で、ほとんどの方がプログラミングを挫折していく。なかなかモチベーションを上げるきっかけそのものがないんですね。
書籍を読もうにもなかなか読書は苦手な人には苦痛でしかなく時間もかかり、YouTubeもこういうときは役に立ちません。ブログもSEO狙いの『モチベーションを上げるための7つの方法』などの記事が多く、本当のモチベーションアップには繋がらない。
そんなときに、2時間ほどかかってはしまいますが、リフレッシュする意味も込め思い切って、プログラミング系の良作映画『ソーシャルネットワーク』を鑑賞してしまうというのは、モチベアップのちょっとした小技と言えるでしょう。
「アメリカで独りの青年が、プログラミングだけを頼りに、いかにして28億人が使うSNSを生み出したか?」を映像で追体験してみましょう。
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フェイスブックのマーク・ザッカーバーグでも、他の誰でも、プログラミングの学習途上は難関だらけ。
学ぶことは地味であり、辛抱も必要ですが、その壁を突破することで、初めて応用に対応でき、あとあと人気のプログラミング言語に挑戦する土台が出来ていたり、先々に仕事に活かすことができるんです。
しかし、この独学や、一般のスクールでの学習はなかなか辛いゆえに、多くの人たちがプログラミングをあきらめている問題があります。当サイト「メンタレ」では、これはひとつの「社会問題」であると考えました。
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