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WEBエンジニアってどんな仕事?年収やキャリアアップは?

WEBエンジニアってどんな仕事?

求人などを見ていると「WEBエンジニア」という職種がありますね。

プログラミングを学ぶとなれる職業であることは間違いありませんが、実際には何をやる仕事のなのか、特に初心者の方がわからないかもしれません。

「WEBエンジニア」はWEB業界ならではの呼び方とも言えるので、今回はそのあたりを深堀りしてみましょう。

いったい、どんな仕事なのでしょうか?

WEBエンジニアとは?

WEB制作用のですくとパソコン

WEBエンジニアは「WEBサイト制作全般」を請け負う仕事です。

従来「エンジニア」とはサーバーサイドの設計や保守管理を行う名称でしたが、昨今のWEB業界では「WEB制作に関わるプログラマー」もエンジニアという名称に取って代わられています。

とあるWEB制作案件があったとします。

その案件で、プログラミング業務としてPHPやJavaScriptなど「だけ」を担当していればそれは「WEBプログラマー」です。しかし、昨今はそこまで役目を限定されない仕事も多いため、WEB業界ではWEBクリエイターを「WEBエンジニア」という言葉で全部ひっくるめている印象。

なおプログラマーとエンジニアの言葉本来の意味や厳密な違いについては『プログラマーとエンジニアの違いは?特長や曖昧になる理由も解説。』に書いていますのでご覧ください。

WEBエンジニアの仕事は広範囲

会議でWEBの要件定義を説明するWEBエンジニア

WEB制作におけるWEBエンジニアの役割は、なかなか広範囲です。実際には下記で言う「②制作」がメインですが、工程の全てを知っている必要があり、その役目も時代と共に広がり、また案件によってもさまざまです。

WEBエンジニアが携わる仕事は、

①要件定義
②制作
③運用

大きくわけて以上の3つになりますが、それぞれ奥深いものばかり。

①要件定義

要件定義では、WEB制作の軸となる方針を決めます。定性目標に定量目標、ターゲットやブランドイメージまで。これらを顧客と話せる営業的な素養、また3Cに始まるマーケティングの視座やSEOの知識も求められます。さらにそれらをロジカルに提案書にまとめるスキルが必要なケースも。

この仕事は「WEBディレクター」や「セールスエンジニア(営業)」が担当することもありますので一概には言えませんが、会社によっては当然のようにこなしていたり、部下に指示出しをしているエンジニアも。

仕事の境界線や役割分担は会社の方針や個々の能力によっても異なりますが、WEBエンジニアならばこの要件定義に理解や指摘できる能力は必須となってきます。

②制作

世間一般で言うWEBエンジニアのメインの仕事です。実際のプログラミングはもちろん、マネジメント含む「制作全般」の担当をWEBエンジニアと呼んでいます。

WEB制作においては言わずもがなプログラミングのスキルが必要。この制作フェーズのプログラミング部分のみを担当する人を「WEBプログラマー」とも呼びますが、現在エンジニアとシビアに区分けしているケースは少ないです。

プログラミングの知識としては、マークアップ言語のHTMLそして「見栄え」を担当するスタイルシート言語のCSSといった基礎プログラミングの根幹は完璧に理解していることは必須。そのうえで、JavaScriptやPHP等のプログラミング言語を操る制作スキルが必要です。

そして「デザイン」の能力あるいは感覚も求められます。イラストレーターやフォトショップを使えることはもちろんですが、デザインのトレンドにも明るいことが望ましい。可能であればデザインの制作も自分で出来てしまえば、WEBエンジニアとして非常に強力であることは間違いありません。

③運用

サイトの保守と管理です。一般的な小規模サイトであれば、日常的に保守をしまくるということはありませんが、アクセス増やスパムに対するサーバーのグレードアップ提案や急な障害対応は大事なとても仕事。

お客さんにとってサイトのリリースはゴールでなくスタートですから、サイトの運用についてこそ相談事が増えたりするのです。

WEBサイトのデータのバックアップやアップデート、セキュリティ、時に運用マニュアルの作成なども仕事に入ってくることがあります。

WEBエンジニアには万能さが求められる時代に

デスクで作業するWEBエンジニア

大きな会社であればそれぞれが複数の部門や担当者で分かれていますが、日本の中小企業において「①要件定義②制作③運用」の仕事についてWEBエンジニアが全てに関わっているのが一般的な会社も多いです。

ディレクターの役割をしながらプログラミングの手を動かすという「マネージング・ディレクター」的な役目を担うエンジニアも多いのが特長。

つまり、制作に強いのはもはや大前提として、WEB制作においてのWEBエンジニアとは、ある種の「万能さ」が求められる時代に入っているのです。

「万能さが求められる」なんて聞くと、だいぶハードルは高そうですが、普通にプログラミングの学習をしていてなれるものなのでしょうか…?

WEBエンジニアはハードルが高いのか?

WEBエンジニアのハードルは決して低いものではありません。

WEBサイトというのは単に作れば良いわけでなく、集客面や売上面において顧客ニーズを満たすものでないといけないからです。作るだけなら一定の勉強をしていれば出来るようにはなりますが、この「顧客ニーズを叶えるWEBサイトづくり」というのが難しいんですね。

巷のプログラミング教材や学校では「1ヶ月でWEBサイトが作れるようになる!」などの集客文句が見られますが、あれはWEBエンジニアになれるという意味ではありませんので、注意しましょう。

WEBエンジニアは、WEB制作における上流から下流の「①要件定義②制作③運用」を体験し、知識と経験を積み重ねていった末になれるものです。

どうやってWEBエンジニアになるの?

並んでいる色鉛筆(さまざまなキャリアアップをイメージ)

WEBエンジニアのなり方としては、下記の2つがあります。

①就職して学ぶ
②個人事業で始める

それぞれ解説していきます。

①就職して学ぶ

企業にアシスタントや見習いレベルで入社して、現場仕事を教えてもらいながら経験を積んでいく方法です。簡単なコーディング業務だけをまずはこなしたり、打合せに同席したり、資料を作るなどし、WEB制作の行程を学んでいきます。

就職の良さは、その会社のノウハウ(営業フローや資料、価格設定等)や、ベテランエンジニアたちの仕事を間近で見れること。

反対に、あまり仕組み化できていない会社や、スキルの高くない上司にあたると、よろしくないクセがついてしまうリスクもあります。そういった事態を避けるためにも、就職後も自学自習は必要となります。

②個人事業主で始める

難易度の低そうな案件をクラウドソーシング(クラウドワードワークス/ランサーズ/ココナラ)などの仕事受発注サイトで見つけ、少しづつ経験を積むパターンです。

いわゆる「フリーランス」として、WEB制作の経験を積んでいきます。クラウドソーシングは「制作のみ」という印象があるかもしれませんが、その制作における要件定義から入り込むことも多々あります。というのは、お客側で用意している要件の定義というのは得てして内容が薄く、時に的外れであることも多いから。

そのような場合は、WEBエンジニアとして、お客の要望に沿いつつも要件定義を行い、制作に入ります。

なお、クラウドソーシングでは、特殊な場合を除きサイトの保守・運用だけの仕事というのは基本的にありません。「制作」がメインとなります。

個人事業主でWEBエンジニアの経験を積むのに、独学はおすすめしません。スクール等で習ったり、講師についてもらったりしながら少しづつ慣れていくのが良いでしょう。

WEBエンジニアの年収は?

たくさんの硬貨の写真

万能性が求められるWEBのプロフェッショナル=WEBエンジニアですが、年収はだいたい幾らくらいなのでしょう?

さまざまな情報サイトで金額はまちまちですが、総じて、

平均400〜450万

といったところです。

あとは経験や企業レベルによって変わってきます。この金額の1.5倍(約600万〜)稼ぐ人もザラですし、さらにその上もいます。

多くの報酬を稼いでいる場合はWEBエンジニアというよりも「WEBプロデューサー」という職位で、デザインスキルやマネジメントスキルも高い人物になってくるでしょう。

WEBエンジニアのキャリアの先にあるもの

ネクタイを結ぶ起業家

「WEBエンジニア」の経験を積んでいくと、その先には「WEBプロデューサー」や「制作部門長」あるいは「役員」などのキャリアアップがあります。

徹底的に現場で経験を積んだあとは、だんだんとマネジメント側に仕事を意向する。そしてさらに幹部などの上位職に登っていくパターンです。

例えば元アップル社のデザイナー、ジョナサン・アイブ氏は、2015年当時のApple在籍時に「最高デザイン責任者(CDO)」に就任しています。これはクリエイターからのキャリアアップの成功例と言えるでしょう。

ジョナサン・アイブ氏とティム・クックCEO(アップル時代のジョナサン・アイブ氏とティム・クックCEO)

クリエイターの道を現場で極める人もいますが、エンジニアの経験を活かして役職を変えていく人もいます。自ら起業して社長となり、制作会社を立ち上げるケースも。なお前述のジョナサン・アイブ氏はアップルを退職後に起業し「LoveFrom」を立ち上げています。

WEBエンジニアとしてある程度成熟してきたら、その先のキャリアアップは大きく広がるゆえ「WEBエンジニアのあとは自分は何になりたいか」を常に考えながらキャリアプランを計画していきましょう。将来を見据え学習するプログラミング言語の選定も大事になってきます。

自社内の要職を目指すのか、年収アップを目指しての転職か、IT系の起業家あるいは異業種での起業か、または個人事業主か。

人生を有意義にするためにも、さまざまなスキルアップ、キャリアアップがあることを想定しておくのが大切です。

マーケティングやデザインの壁も乗り越えよう

マーケティングやデザインの勉強をするWEBエンジニア

今回は、知ってそうで曖昧な点も多い「WEBエンジニア」について解説しました。

「制作」がメインであり、それだけを担うことも多いですが、実はその仕事の前後にも関わることがあり、内容は広範囲であることがわかったと思います。

WEBエンジニアになるには、プログラミングができるのは大前提ですが、プログラミングだけ出来れば良いわけではありません。

WEB制作時にマーケティングやデザインの壁に直面しても「これもWEBエンジニアの修行だ」と理解し、積極的に吸収していく姿勢が大切です。間違っても「WEBエンジニアだからマーケティングとかは知らない」など切り捨てないようにする。そうなってはエンジニアではなく、単なる作業屋さんになってしまいます。

プログラミング「だけ」ではなかなか競争力を発揮できないのが現代とも言えるゆえ、自ら学び活躍できるフィールドを広げていくWEBエンジニアを目指しましょう。

WEBスキルの根本は「基礎プログラミング」にある

コーディングにオンラインで学習する初級者

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講師があなたのためにマンツーマンでプログラミングの基礎を教えます。動画教材やWEB教材ではなく、会話をしながら授業を行い、質問にもお答えするスタイル。

プログラミング学習における挫折の根源である「基礎理解の薄さ」を打破すべく、最も大事ながら最も軽視されている「基礎プログラミング」の理解とスキルを固めていきましょう。

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